どうもこんにちは!!
このブログの管理人”ひげお”です。
僕は20年以上写真業界で働いてきた所謂カメラマンです。
最近はCGやAIに押され気味ですがまだなんとか食らいついています。
前回は「最初のカメラの選び方」で目的別のカメラの選び方を紹介しました。
とは言ってもせっかく高いお金を出してミラーレスを買うんだから
どうせなら画質にも拘りたい!!
もちろん拘るべきです
今日は初心者さん向け高画質なカメラのお話です。
高画質な写真とは
まずは高画質な写真とは何かを考えてみます。特に何か定義があるわけではありません。
一般論になってしまいますがざっくり以下の条件が当てはまると高画質と言えるかと思います。
大体こんな条件が浮かびます。
どうでしょうか、画素が関係しそうな項目は1個目だけですね
2個目以降は画素は関係ないことばかりです。
5つの条件のうち画素が関係するのは1つ目だけ。つまり画素だけで画質は決まらないと言えます。
高画質=いい写真なのか
例えばこの写真は高画質です

↓↓そしてこちらは低画質な写真です。↓↓

1枚目はノイズもなく、白飛びもなく、ピントもわかりやすく見るからに雑草が美しい。。。。。
とにかく文句なしの高画質です。
そして2枚目はノイズが目立つしピントもよくわからないし・・・・見るからに低画質です。
さてどちらがいい写真でしょうか。
見る人によって違うという正論は置いといて
多くの人が2枚目を"いい写真"と感じるんじゃないでしょうか。
いい写真を撮るのにカメラの性能なんて瑣末なものなのかもしれません。
皆さんが撮りたい写真は高画質な写真なのかそれともいい写真なのか。
それもカメラ選びには重要です。
じゃあなぜカメラ屋さんは画素を売りにするのか

高画素=高画質ではなく、高画質=いい写真でもない。
ここまで読んでくれた方は「じゃあなんでカメラ屋さんは画素数を大々的にアピールするの?」と思うかもしれません。
答えはシンプルで、数字は比較しやすいから。
「このカメラは色味が繊細で…」と言われてもピンとこないけど、「2,400万画素より4,500万画素の方がすごい」は誰でもわかる。大きい数字の方がいいものに見えます。
メーカーもお店も、限られたスペースで製品の魅力を伝えないといけません。画素数はスペック表の一番上に書いてあって、比較もしやすくて、数字が大きい方が「なんかすごそう」と感じてもらえる。売る側としては一番使いやすい武器になってるんだと思います。
もちろん画素数が多いこと自体にデメリットはありません。多くて困ることは基本的にない。強いて言えばデータが大きくなるのでSDカードやSSD、PCのストレージを圧迫するくらいです。
ただ、画素数が多い=いい写真ではない。
結局、いい写真になるのは画素が低かろうが高かろうが撮る人の腕次第です
今日写真を始めた人が6,100万画素のカメラで撮った写真より熟練の方の1,200万画素の写真の方が魅力的だったりするのは想像できると思います。
画素数はスペックの一つであって、写真の良し悪しを決める要素のほんの一部にすぎません。
初めてのカメラ選びの画素の考え方
前回「最初のカメラの選び方」でカメラは目的別のスペックで選びましょうと言う記事を書きましたが今回の画素の考え方もそれにプラスするとよりカメラがしぼれると思います。
何にどれくらいの画素が必要か
これはちょっと難しい。
例えば最新のiPhone 18のカメラの画素数は4,800万です。
僕の記憶では20年近く前、3,800万画素のカメラ(P45とか)は500万円くらいしました。3,800万画素でポスターやカタログなどの印刷する予定の写真を撮影してました。多分ビルボードの写真なんかも当時はほとんどこのカメラで撮影されてたと思います。
iPhone 18のカメラはそれよりも1,000万画素多いです。
しかしiPhoneユーザーの皆さんの多くは写真を撮影してもSNSやLINEで送ることがメインなんじゃないでしょうか。
僕はiPhoneのカメラの画素数はオーバースペックにも程があると考えています。
もっと言うならば
Canon EOS R1の画素数は約2,420万画素だしEOS R5は4,500万画素です。
SONY α7Ⅴは3,300万画素
NIKON Z9は約4,500万画素
ほとんどのカメラは大体2,000万〜5,000万画素くらいです。
全て写真の品質には関係なく、画素数が多いカメラで撮った写真は大きく印刷ができる。
「72dpiと300dpiの違いとは?ブログ運営者が知るべき画像解像度の基礎」
の記事とも繋がりますがスマホやタブレットで見る写真には必要ない画素数です。
ほとんどの方はスマホで見て完結します。やってもA4サイズにプリンターで出力するくらいじゃないでしょうか。
僕は画素数は1,200万あればほとんどの人が困らないと考えています。
僕も1,200万画素のカメラを1台持っています。撮ったものはこちら
α7S(1,200万画素のカメラ)の作例
どうでしょうか。
画素数は少なくても低品質ではないかと思います。
じゃあ実際、どのカメラを選べばいいの?SSCがお薦めするミラーレスエントリーモデル
ここまで読んで「高画素=高画質じゃないのはわかった。じゃあどうすればいいの?」ってなってるかと思います。
結論から言うと、今のフルサイズミラーレスは2,400万画素が主流で、これで十分すぎるくらいです。A3プリントもいけるし、トリミングの余裕もある。プロでも2,400万画素で仕事してる人はゴロゴロいます。
僕が現行のエントリーモデルとしておすすめするのはこの4機種です。
キヤノン EOS R8 Mark II
2,420万画素。2026年発売の最新モデルで、ボディ内手ブレ補正が搭載されました。AFもデュアルピクセルCMOS AF IIで、被写体認識がかなり賢いです。キヤノンはレンズの選択肢も多いので、これから始める人には安心感がありますね。
ボディ価格:約27.5万円(税込)
ニコン Z 5II
2,450万画素。EXPEED 7搭載で、上位モデルZ6IIIの機能がかなり降りてきてます。手ブレ補正が7.5段と強力で、暗所AFも-10EVまで対応。ボディはマグネシウム合金で防塵防滴もしっかりしてます。
ボディ価格:約25.8万円(税込)
ソニー α7C II
3,300万画素。この中では唯一2,400万画素帯じゃないですけど、コンパクトなボディにフルサイズセンサーを詰め込んだ設計で、持ち運びやすさは抜群です。画素数が多い分、トリミング耐性も高い。旅行やスナップにはぴったりですね。
ボディ価格:約26万円台(税込)
旧モデルのα7Cなら2,400万画素で中古価格も手頃です。まだ新品でも買えます。
パナソニック LUMIX S5II
2,420万画素。像面位相差AFがついに搭載されて、AFの弱さがネックだったLUMIXの弱点が解消されました。動画性能が飛び抜けていて、6K撮影にも対応。写真も動画もやりたい人にはコスパ最強です。
ボディ価格:約20万円前後(税込・新品実売)
どれを選んでも画素数で困ることはまずないです。大事なのはこの記事で書いてきた通り、画素数じゃなくて「何を撮りたいか」と「どう撮りたいか」です。
ちなみに「いきなり買うのはちょっと…」という人は、カメラのサブスクサービスで試してみるのもありです。GOOPASSなら月額制でいろんなカメラやレンズをレンタルできるので、買う前に実機を触れます。
まとめ
今回は「高画素=高画質」という思い込みについて書きました。
画素数はカメラを選ぶときに一番目につく数字ですけど、実際に写真の良し悪しを決めるのはそこじゃないです。レンズ、センサーサイズ、光の読み方、そして何より撮る人の目。画素数はそのほんの一部にすぎません。
今のフルサイズミラーレスは2,400万画素前後が主流で、これはプロの仕事でも十分な画素数です。初めてのカメラで画素数に迷う必要はほとんどありません。
つまりものすごく乱暴に言うと現行のカメラで画素数はほぼ無視していい要素。むしろ高画素すぎると無駄に高くなってしまう。と思っていて大丈夫です。
カメラ選びで迷ったら、前回の「最初のカメラの選び方」も合わせて読んでみてください。
では、良い写真ライフを!ひげおでした!
